日本人にとってアラビア語の数字が難解な理由とは

私生活では買い物の個数・金額、飛行機の時刻、年齢、家族の数などで数字を使うことが多いです。しかし、それがわからなくなると非常に困ります。筆者は中東で仕事をして、5年目になります。アラビア語が難解なのはわかっていましたが、私生活でよく使う数字も日本語とアラビア語では異なります。異なるだけでなく、紛らわしいので、更に厄介です。以下に詳細を記載します。

アラビア語での数字の学習と誤認識

下表が、算用数字、漢数字、アラビア語の数字の比較です。

アラビア語と日本語の数字比較

  • 算用数字とアラビア語で似ている数字は1(١)と9(٩)です。
  • 異なる数字が0(٠)、2(٢)、3(٣)、4(٤)、7(٧)、8(٨)です。
  • 7と8の٧と٨を逆に覚えないように注意して下さい。
  • 算用数字とアラビア語で紛らわしい数字が5(٥)、6(٦)です。

ここで、お店などで「١٥」と表示されていた場合、これは算用数字の10なのかアラビア語の15なのかわかりません。「٦٥」の表示はどうでしょうか。算用数字の70なのかアラビア語の65なのかわかりません。また、٧٨はどうでしょうか。7と8を正確に覚えないと78なのか87なのかわかりません。

実例はどうなのか、カレンダーの例

このように現地に不慣れで、数字がわからない時は現地の人に聞くしかありません。領収書などでわかりにくい数字が記載されている場合、日本の感覚で理解したり、確認を怠ったりすると経理業務での入力ミスにつながることとなり、後になって困ることになります。

以下は中東のカレンダーです。15日や16日は10日や17日と似ていますよね。

2018年1月15日

 

 

 

 

 

 

2018年1月16日

2018年1月16日

まとめ

読者の皆さまも中東を訪問した時は、バス停の時刻表などに注目してみてください。必ずアラビア語の数字が掲載されています。それが読めたら少しうれしさを感じると思います。それ以上に、アラビア語の数字を日本人が書いているのを見たら、中東の人はかなり驚くことでしょう。

執筆者

安藤 孝政